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税務署のマイナンバー窓口対応

  • 執筆者の写真: oda
    oda
  • 2016年11月15日
  • 読了時間: 2分

ある税務署の総合窓口でのこと、

年配のお父さんが、税務署の総合窓口で順番待ちをしている。

「お待たせしました!」女性の窓口担当者が対応するようだ。

ようやく自分の番が回ってきたので、持ってきた手提げ袋から書類を引っ張り出し、

窓口のカウンター越しに書類を提出した。

税務署の窓口担当者は、提出された書類をしばらく確認した後、

「書類をお預かりします。どうもご苦労様でした」と年配のお父さんに声をかけ、

ポン!と乾いた音で受付スタンプを押した。

受付スタンプのポン!という音は、書類を提出しに来た納税者をほっと安心させる効果がある。

やっと提出が終わった。

あ~一安心。

年配のお父さんは、提出した書類の控えを受け取ると、窓口担当者に一礼し、次の順番待ちの人と入れ違いに帰り支度を始めた。

そこで、お父さん、

「あれ、さっきの書類なんだけど、マイナンバーを書いたんだけど、本人確認はしなくていいの?

たしか、マイナンバーを提出するときには、免許証かなんかで本人確認するんだよね?」

(お父さん、よく知ってる。勉強してる・・)

そういわれて固まったのは税務署の担当者。

「いや~、まあそうですけど・・・あ、はい、・・・確認します。すいません」

これは、窓口担当者のミスではないようです。

マイナンバーの導入時の無用のトラブルを回避するために、あえて、積極的にマイナンバーに触れないようにしているようです。確かに、クライアントの書類を代理提出する際にも、マイナンバーに触れられたことは一度もありません。

法律では、マイナンバーを提供する際には厳格な本人確認が義務づけられています。

しかし、法律で決まっていながら、行政の運用面で、その制度があやふやにされているようですね。

来年3月の確定申告も、今の対応が続くのでしょうか。

例年確定申告では、税務署は長蛇の列です。

1件1件本人確認していたら、税務署の窓口は回らないでしょう。

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