今年の所得税確定申告から初めてマイナンバーの記載が義務づけられました。
税務署にとっては、確定申告にマイナンバーをはじめて紐つけるといういわゆるマイナンバー元年ということです。
マイナンバーは全員に交付されますが、理由あって受け取りを拒否している人、マイナンバーの通知カードを受け取ったがマイナンバーの利用に反対の人などなど、様々な人がいる中、某税務署幹部の話によると、その税務署では、今年の所得税確定申告の提出件数のうちマイナンバーの記載のあった申告書件数がなんと!90%に達したということでした。なんだかんだ言っても、意外と制度の周知が浸透しているんだなあという感想がある一方で、そもそも収入がありながら確定申告しない人もたくさんいます。そのことを考えると対申告件数割合をもって制度が浸透していると判断するのは危険なのでしょう。
マイナンバーは今後、税務調査にも活用されます。マイナンバーの記載のない確定申告書を税務調査対象としてマイナンバーの収集をしてくるかもしれません。税務署は納税者とマイナンバーのひも付き率を広報と税務調査によって拡大していくと思われる。
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