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消費税の逆進性と消費税軽減税率

執筆者の写真: odaoda

消費税の逆進性と消費税軽減税率

一般に税負担はその人の収入に応じて負担すべきという考えがある中、消費税の場合、収入の低い人が負担する消費税のほうが収入の高い人が負担する消費税に比べてその割合が高くなる。この関係を消費税の逆進性と呼んでいます。

所得の低い人は高い人に比べ貯蓄に回す余裕はなく、その収入の多くは食料品など人が生きる上で欠かせない生活必需品の購入に当てられています。

そこで、生活必需品などに課税される消費税の負担を少しでも軽くするため、各国では従来から一部の生活必需品(モノやサービス)に対して軽減税率を適用しています。

国 英国 独 仏 伊 中 日本

標準税率 20% 19% 20% 22% 17% 10%(2017年4月~)

食料品 0 7% 5.5% 10% 13% ???

2017年4月の消費税率10%への増税とセット、バーターでの軽減税率導入は技術的にもスケジュール的にも少し難しい状況になってきています。


 
 
 

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