国、地方の行政組織が、組織の垣根を超えて今まで各組織で保有していた情報を共有し、様々な行政サービスに活用できる。例えば、生活保護の適切な支給だとか、年金の不正受給防止などの機能強化など・・・国、行政側のメリットは多大なものがありますね。
一方、国民にとってのメリットは?・・・・・・・・「・・・・・?」力を入れて説明できるメリットは正直あまりありません。税金もきちんと納税し、年金も納め、今までちゃんとやってる人に直接的なメリットはあまり感じられません。また、役所へ提出する書類への添付書類の削減・・・・これは、そんなしょっちゅう役所に手続きする人なんていなし、たまにしかする機会のない手続きを簡素化しても言うほどたいしたメリットは感じられないという意見が多く出ています。国民にとっては、マイナンバー制度とは、メリットを求めるものではなく、それによって、間接的に年金制度や税金制度が正当に運用されることとなり、社会保障分野の給付も負担もうまく運用できるようになることで、近々の感覚ではほぼ気付かないほど間接的に、遠く将来には少しは気付くであろう程度の直接的なメリットを知らず知らずに享受できるという制度なのかもしれません。
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