top of page

フェイスブック英国法人の法人税はいくら?

  • 執筆者の写真: oda
    oda
  • 2015年10月13日
  • 読了時間: 2分

フェイスブック英国法人の法人税は、わずか80万円。

経済協力開発機構(OECD)が多国籍企業の租税回避スキーム防止に取り組む中、タックスヘイブン(租税回避地)を利用してきた多国籍企業(マスコミで注目されている企業としては、スターバックス、アップル、グーグル、アマゾン、フェイスブック、コカ・コーラ、インテルなどが有名)は、そのビジネスモデルの見直しを迫られている。

フェイスブックの節税

法人税が12.5%と低いアイルランドに国際本社を置き、さらにケイマン諸島(カリブ海)に利益を移転させる(ケイマン諸島の法人税は無税。)

スターバックスの節税

1、コーヒー1杯、○%の知的財産使用料を関連会社に支払い所得を移転。

2、スイス、オランダ、英国等を介在させるコーヒー豆購入スキームで低課税国のスイスに利益を移転。

3、子会社や関連会社間で資金を融資し必要以上の高い利息を支払うことにより関連会社に利益を移転。

アップルの節税

ロイヤリティの支払いとして、アイルランド、英領バージン諸島(カリブ海)の子会社に利益を移転。

ダブルアイリッシュ・ウイズ・ダッチサンドイッチ

法人税率が低いアイルランドやオランダの子会社を取引に介在させ、節税スキームを組成する。利益を低税率の国に移転させることによりグローバルでの節税最適化を図る方法で米国の多国籍企業に多く見られた。


 
 
 

最新記事

すべて表示
税務署の調査と国税局資料調査課の調査の違いと対応のポイント

「税務調査」と聞くと、会社や自宅に調査官がやってきて帳簿や領収書を確認する場面をイメージされる方が多いと思います。 実は税務調査には 税務署による調査  と 国税局資料調査課による調査  の2種類があり、それぞれ役割や対象が異なります。...

 
 
 
インボイス制度と税務調査の重点ポイント

1. インボイス制度の概要 2023年10月にスタートしたインボイス制度(適格請求書等保存方式)は、消費税の仕入税額控除を受けるために「適格請求書(インボイス)」の保存が必要となる制度です。 この制度によって、免税事業者との取引処理や経過措置への対応、請求書の管理体制の強...

 
 
 
【知っておきたい】税務署の異動時期と税務調査のタイミング

こんにちは、税理士の小田です。 今回は、税務署の“異動時期”と“税務調査”について、ちょっとした裏話も交えながらお話ししてみようと思います。 税務調査と聞くと、なんとなく構えてしまう方も多いかもしれませんが、「ああ、そんな流れなんだな」と知っておくだけでも、少し気が楽になる...

 
 
 

コメント


bottom of page